祝ドラマ化『エンターテイメントという薬』書籍について語ろう

食べ物が題材でもないのに、その作品に触れると特定の食べ物を無性に食べたくなる事ってありませんか?自分は好きな作品の影響を受けやすいのかそんな経験が多々あります。

 

アニメ『カウボーイビバップ』を見ると青椒肉絲が食べたくなり、ゲーム『ペルソナ5』をプレイするとルブランのカレーが食べたくなる。『WILDARMS』ならヤキソバ、劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel] I.presage flower」を観たら泰山の麻婆豆腐とか、それこそ例を挙げたらキリがないぐらい( ´∀`)まぁジブリ作品とか特にそうですよね。なんか書いてたらおなかが減ってきたぞ、なぜ深夜に自分に飯テロしているのか?そしていつ本題に入るのか?脱線から入るのが当ブログのスタイルと化してきた気がするなぁw...そして今は無性に澤田珈琲のパンが食べたい。

 

 読後はそんな気分になるとある本について書こうと思います。

エンターテインメントという薬 -光を失う少年にゲームクリエイターが届けたもの-

重版出来からのドラマ化おめでとうございます!

 

以前こちらの記事にも書きましたが 

 

『エンターテイメントという薬』ドラマ化が先とは全くもって予想外

2018年3月1日フジテレビ系列『奇跡体験!アンビリバボー」にて『エンターテイメントという薬‐光を失う少年にゲームクリエイターが届けたもの‐』がドラマ化になりました。ぴろし社長似の役者が気になるwいっそ本人に頼めばやってくれそうな気がするけど再現ドラマだから仕方ないか^^

 

危ない危ない、もうちょっとで「コミカライズされる方に66兆2000億」とか言っちゃうとこだった。(お前は一体どこの左京さんだよ)

 

でもドラマ化したならコミカライズもワンチャンありますよね?マンガトリガーとかで小林社長がいつかやる気がするw もし作家を選べるのであればその時は是非『大東京トイボックス』のうめ先生(@ume_nanminchamp)にお願いしたいです^^

『アイとアイザワ』連載後とかどうですか?

 

シチューさんに近い人間なら解かると思いますが、うめ先生の『大東京トイボックス』の天川太陽と『エンターテイメントという薬』の著者、松山洋って似てませんか?髪型とかじゃなくて内面的に。それで巻末とかにゲーム『AKIBA'S TRIP 2』の予約特典にあった”制作会社アクワイヤスタッフとスタジオG3のコラボ漫画”みたいにサイバーコネクトツースタッフとスタジオG3スタッフのコラボおまけ漫画を読みたい”って願望がですねwクラウドファンディング特典に付くなら出資しますので是非!^^ってまた脱線、悪い癖ですね

 

松山洋サイバーコネクトツーについて

著者である松山洋社長(@PIROSHI_CC2 )は自称”日本一フットワークの軽い社長” との事ですが、この人は本当に40代半ばと思えないぐらいアクティブで タフ。『ポプテピピック』表現で言えば行動力の化身。呼ばれれば日本中や外国へも本当に行く。あと不定期で地方でも社長やスタッフがファンミーティングという名の飲み会やってたりするので機会があれば是非本人に会ってみては?自分もよく参加しますがすごく楽しいですよ( ´∀`)そういう意味ではユーザーと最も距離感の近いゲーム会社社長とスタッフだと思う。社長やCC2スタッフもTwitterアカウントで気軽に絡んでくれたりする。社長も分刻みのスケジュールでもそれをおくびにも出さず、ファンのwebラジオに出演くれたり、個人的な約束を覚えていてくれてちゃんと守ってくれる。だからこそ贔屓目なしで書きます。

 

『エンターテイメントという薬』はどんな本?

 

ちょっとだ本の内容に触れておくと最初の質問の答えを考えたけど難解すぎてちゃんとした自分の答えはまだ出せていないという情けなさ。『HUNTER×HUNTER』ハンター試験のドキドキ2択クイズのように”沈黙が正解”になりえない。時間は待ってはくれない。読後も無い頭絞って考えたけどショートしそうになった質問がこちら

 

あなたに質問です。

これからあなたは目が見えなくなります。そうです。何も見えません。きっちり猶予は3週間。そう、3週間後にあなたは目がまったく見えなくなるのです。親しい友人の顔も、大好きな家族の顔も、何も見えなくなってしまうのです。

 さあ、残された時間で、あなたは何を見たいですか?

 この質問に答えられます?1ヶ月後には週刊少年ジャンプが読めなくなる時点で膝から崩れ落ちそうなんですが…ヒロシ君は答えるんですよね。

 

この本は「エンターテイメント」や「病気と向き合う事」について色々考えさせられるけれど、難しい表現や比喩は一切なく中学生位の読解力があれば十分に読めます。ある程度幅広く知ってないと『喩えの作品』が分からない当ブログと全く逆、シンプルイズベスト。活字本慣れした人からしてみれば、文章量からしたら物足りないかもしれない。けれど、それは無駄な文章を省いて書いてあるだけで内容十分。冒頭は病気の事など重い話もある、泣いて、笑って、読後は良作映画を1本観たかのような余韻に浸れるノンフィクション。好きな漫画の引用になりますが『BLUE GIANT SUPREME』2巻でクリスに煙草をせびってくる奇妙なジョージア人との話ではないけれど、「世界はこうして回さなきゃなって、そう思ったんだ」 そんな一冊でした。ほんの少しだけ誰かに対して優しくなれる、それはとても素敵な事。ノンフィクションとは思えないぐらい登場人物が皆格好良いんです、おそらく誰か一人でも欠けてたら成立しなかったんだろうなと。ヒロシ君をはじめ全員が『ジョジョの奇妙な冒険第四部』の黄金の精神を持ってる。特にハードボイルドのパン屋サワダさん一押しです!そして澤田珈琲は実在するお店。次東京へ行く楽しみが増えました^^

 

  そして私的な意見を述べるなら、特にこの本をお薦めしたいのはプロアマ問わずクリエイティブ活動した事がある、または現在進行形でしている人。

週末に朝まで作業しても全然作業が進まなかった経験ってありません?漫画ならネームなのに1ページも進まない、物書きなら一文章がなかなか決まらず筆が止まった経験は?最終的にこれ面白いか?って疑心暗鬼になり、暗中模索の悪循環。貴重な休日潰して何やってんだ?って思ったことは?もしそんな時は、騙されたと思ってこの本を手に取ってみませんか?

貴方が創作活動に掛けた時間は、情熱は、きっと誰かに届いている。だから間違ってないよ」って肯定された気分になるので、スランプ時の良き処方箋となりうるかもしれません

 

エンターテイメントという薬

あとは中高生を子供に持つ親御さんとかも親子で読んでもらえればと思います。

自分も中高生の頃に親にさんざん言われました

「ゲームばっかしてないで勉強しなさい」

「漫画ばっかり読んでないで勉強しなさい」

「アニメばっか見てないで勉強しなさい」

自分の将来の為を思って厳しくしているのは分かります。ただ言われている当時はこれ逆効果だったりしますし、勉強は本人が必要だと思わない限り強制したところで身に付くと思えません。親としては言いたいけど言って口喧嘩になったりしませんか?

ことエンタメに関しては勉強の妨げ(毒)のように扱われる事多いですが毒だって使い方次第では薬になりますし、薬だって適量を超えれば毒にもなります。

 

この本読みやすいですしゲームに関する事も触れているので、丁度折半案としてはなかなか良い教材かと思いますが如何?^^

 

ん・・・あれ?販促みたくなってる?

 

 

 

 

 

  「一体いつから販促しないと勘違いしていた?(速水奨ボイス)」